<選手の軌跡 ~島田 直人~>

第21号  「気持ちを前に前に押して行く」

 

島田 直人 (しまだ なおと) 外野手

茨城県出身  帝京高校 - 日本体育大学

 

「カーン」と芯を捉えた力強い打球が何本も外野に飛んでいく。野球部のキャンプの特打ち練習、バッティングゲージの中に島田選手が入っていた。

地元茨城県霞ケ浦市出身の島田選手に幼少時代からの話を伺った。

島田選手は小学校3年生の時に地元の野球チームに入団。父親も大の野球好きで会社の野球チームに所属し、家に帰るとテレビの巨人戦は欠かさず観ていた。そんな家庭の中で自然と野球少年として島田選手は育った。

 

島田選手は中学校時代に部活で軟式野球部に所属し、また部活が終わると硬式野球も学ぶ事ができる地元の塾「IST(イスト)」で徹底的に練習した。本人の記憶では、1日に500~600回のティーバッティングをやっていたという。島田選手のスイングが速く力強いバッティングの基礎を築いた時代だ。

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中学時代の島田選手

 

 

中学を卒業後、東京の帝京高校に進学した。甲子園の常連校として名を馳せる帝京高校で大事にしたことは「文武両道」。厳しい練習を行う野球はもちろんのこと、学問でも結果を求められていた。つらくても気持ちを前に向けて頑張っていった。甲子園は3年生の時の春のセンバツに出場。ベスト8まで進出したが、対戦相手は興南高校(沖縄県)、島袋投手(現福岡ソフトバンク)を攻略できず0-5の完封負けを喫した。本人の記憶では「打てない球ではなかったが抑えられてしまった。」苦い思い出の試合だが、大観衆の中でのプレーは中々経験できないことであり、「独特の雰囲気があった。」

 

大学進学は野球をしながら体育全般のことを学べる日本体育大学に進学。教員免許も取得した。3年生の時2013年の全日本大学野球選手権ではベスト4まで進出したが、準決勝では山崎投手(現横浜DeNA)擁する亜細亜大学に3-6で敗れた。

 

鹿島硬式野球部に所属する現在は「自分は主軸を張れるよう、ここぞという時に1発を打ってチームに良い流れを導き、試合の勝利に繋げたい。」

2016年シーズンの島田選手の力強いバッティングがとても楽しみだ。

 

(記:後援会)

 

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