第3号 「サッカー少年が野球選手へ」
田島 一憲(たじま かずのり) 捕手
埼玉県出身 聖望学園高校 - 明治大学出身
野球選手に、そのスポーツ歴を聞くと、野球からスタートしていないことも多い。
田島選手もその一人。子供のころはプロサッカー選手に憧れて、サッカーに明け暮れていたそうだ。
とにかく体を動かすことが好き。かくれんぼや、かけっことかして、小学校の夏休みは昼間殆ど家にいなかった。
田島選手の地元は蔵造りの町並みで有名な小江戸川越。蔵造りの数々が遊び場とは思えないが、自宅の近くを遊びまわっていたのだろう。のどかな街で元気よく駆け回っていた田島少年。
田島少年が野球を目指すきっかけは、地元の野球チームに所属されていた父親の試合を観た時。「父親が、ショートを守っておりファインプレーを見た。「父さん、すごい!」野球を始めた転機であったと、今は思う。」田島一憲、小学校2年生、野球選手への道のりの始まりである。
小学生のころの田島選手
小学校では地元の軟式チームに所属し、中学校から硬式野球チームでプレー。ただ全くの野球漬けではなく、中学校の部活はバレーボール部。サッカー、野球、バレーボール。スポーツ万能のジュニア時代だ。
中学生時代の田島選手
高校時代に、聖望学園高校のキャッチャーとして甲子園に出場。この甲子園で田島選手の「この一球」がある。「香川西高との対戦。ランナー1・2塁でまわってきた初打席。サインがエンドランでした。インコースの難しい球でしたが、上手くさばいてレフトへ運びました。甲子園での初打席、初ホームランは今でも忘れられない一球です。」
鹿島硬式野球部の今の田島選手は、長所のスローイング(遠投118m)を活かし強肩でプレーする。課題は「強い打球を低く打つこと。打率アップにも繋がります。」
今後の田島選手に期待したい。
(記:後援会)